ドナルド・キーン年譜 70代

(注)年譜作成にあたっては、『ドナルド・キーン著作集 別巻 補遺:日本を訳す/書誌』(新潮社、2020年2月)及び『別冊太陽 日本のこころ254 ドナルド・キーン 日本の伝統文化を想う』(平凡社、2017年9月)を適宜引用した。また多くの方々に貴重な情報を提供いただくなど、多大なご協力をいただいたことに、心より感謝する。未確定の情報については「?」で示しており、今後調査を進めていく予定である。以下の年譜は、2023年(令和5年)4月5日版である。

1992(平成4)年
70歳

1月6日、下田の土屋典康宅を訪問。土屋宅で夕食。
1月13日、12:00成田発JAL006便でニューヨークへ出発。笠松巌、前田良和が見送り。
1月24日発行の『大阪春秋』(66号)に宇田正「南北回帰・奥の細道ードナルド・キーン先生との1週間ー」が掲載される(前年の第9回アジア研究国際学会について言及)。
2月20日刊行の、『古川通泰画集 1986~1992』(古川通泰画集刊行会)に「古川通泰の絵と私」掲載(英訳版「THE PAINTINGS OF MICHIYASU FURUKAWA」も同時掲載)。
3月、コロンビア大学を定年退官。ニューヨークでの退任記念パーティーに永井道雄、司馬遼太郎ら200人が出席。以後、名誉教授として無給で講義を持つ(毎年半年間)。
3月2日、ドナルド・キーン日本文化センター主催のコロンビア大学退官記念パーティが開かれる。コロンビア大学の大学長マイケル・ソバーン、作家シャリー・ハザード、永井道雄、司馬遼太郎ら約200人が出席。
3月6日、夜にメトロポリタン歌劇場で《フィガロの結婚》を観る。伯爵夫人役は、キリ・テ・カナワ。
3月15日、『古典の愉しみ』大庭みな子訳、JICC出版局刊行。
4月1日、上野学園大学短期大学部人文学科客員教授となる。
4月20日、司馬遼太郎との対談『世界のなかの日本:十六世紀まで遡って見る』中央公論社刊。
4月、NHK人間大学(教育テレビ)で『日本の面影』と題し13回にわたり放送(6月まで)。
5月26日、16:15にJAL005便でニューヨークより成田着。笠松巌、前田良和が出迎え。
5月28日、銀座・天厨菜館にて「ドナルド・キーン先生来日歓迎会」が催される。嶋中鵬二、前田良和、笠松巌が出席。 
6月10日、西武池袋本店で開催された土屋典康の個展へ。
6月16日、有楽町・朝日スクエアで「ドナルド・キーンさんを励ます会」。司馬遼太郎、大江健三郎、大庭みな子、大岡信、辻邦生、小西甚一、北杜夫、梅原猛ら約150人が出席。
6月18日、朝日新聞客員編集委員を退任。
7月15日刊行の、『日本近代文学館』(第128号)に、「「太宰治文庫目録」によせて」が掲載される。
7月20日、富山県民生涯学習夏季講座で「世界のなかの日本文化」を講演(場所:富山県教育文化会館)。その講演内容は、1993年3月20日刊行の『世界の中の日本文化―県民カレッジ叢書37―』(富山県民生涯学習カレッジ)に収録。また、講演の前後に小杉焼の陶工・池上栄一夫妻のもとを訪れる(富山県射水市)。
7月21日、立山博物館を見学。
8月4日、下田の土屋典康宅を訪問。下田・味菜で食事。
8月10日刊行の『講演集 大岡信/ドナルド・キーン/高階秀爾』(富山近美友の会)に、「富山近美友の会設立/富山県立近代美術館開館 十周年記念特別講演会」(場所:富山市科学文化センター ホール、日時:1991年10月26日)での講演内容(演題:「日本文化の特質」)が収録される。
8月11日、16:00上野発あさま27号(4ー7A)で17:54に軽井沢着。
8月17日、13:38軽井沢発あさま17号で15:36上野着。
9月24日から刊行が開始された『辻邦生歴史小説集成』(岩波書店、全12巻)のリーフレットに「歴史に通暁した文学」が掲載される。
10月7日、学校法人上野学園主催の特別公開講座「日本文学の特徴」開催。
10月14日、14:30~学校法人上野学園主催の特別公開講座 「日本学者としての50年」開催(場所: 石橋メモリアルホール)。講座の終了後には著書のサイン会を行う。
10月19日、朝日新聞社にて行われた小西甚一の大佛次郎賞(第19回)贈呈式に出席(『日本文学史』の業績により受賞)。
10月25日、10:55成田発のフィンランド航空915便でヘルシンキへと出発。前田良和が見送り。
11月22日、10:15にJAL468便でローマより成田着。前田良和が出迎え。
11月、ニューヨーク日本商工会議所より日米特別功労賞。
12月1日、『声の残り:私の文壇交遊録』朝日出版社刊。
12月15日、10:00~銀座医院にて人間ドック。
日本女子大学客員教授(1994年まで)。
草加市:奥の細道文学賞選考委員(2007年まで)。
松江で開催された、松江国際文化協会創立総会にて講演。

1993(平成5)年
71歳

1月7日、 下田の土屋典康宅を訪問。下田・濤亭で食事。
1月20日、12:00成田発JAL006便でニューヨークへ。笠松巌、前田良和が見送り。
2月初旬、ボストンのガードナー美術館を35年ぶりに訪れる。
2月18日、第44回(平成4年度)NHK放送文化賞受賞。
3月1日、イタリアへ向かう。
3月20日、 09:55にアリタリア航空1782便でローマより成田着。NHK・西園寺周三の車で山の上ホテルへ向かい、嶋中鵬二・雅子夫妻、西園寺周三、前田良和の5人で昼食。同ホテルに宿泊。
3月22日、NHKホールにて催された第44回NHK放送文化賞の贈呈式に出席(11:00~第68回放送記念日記念式典、11:30~NHK放送文化賞贈呈式、12:00~パーティー)。
3月23日、12:00成田発のJAL006便でニューヨークへ向かう。笠松巌、前田良和が見送り。
4月29日、勲二等旭日重光章受章。
5月25日、16:10にJAL005便でニューヨークより成田着。笠松巌、前田良和が出迎え。
5月31日、18:00より銀座 ・竹葉亭本店にて「ドナルド・キーン先生来日歓迎会」が催される。嶋中鵬二、笠松巌、前田良和が出席。 
6月16日、西武池袋本店で開催された土屋典康の個展の開店初日にエレベーター前で土屋と会い、その後個展を見学。
6月25日、14:00東京発やまびこ47号(11ー11AB)で16:24古川着。嶋中雅子も同行。18:00~フォーラム21・古川青年会議所主催の特別セミナーで「世界の中の日本文化―日本文化を含めて―」を講演(場所:グランド平成)。21:09古川発やまびこ58号(11ー13AB)で23:32東京着。
6月、Seeds in the Heart: Japanese Literature from Earliest Times to the Late Sixteenth Century. New York: Henry Holt and Company 刊(和訳版:『日本文学の歴史:古代・中世篇』全6巻、土屋政雄訳、中央公論社、1994年5月20日-1995年3月20日)。
8月8日、下田の土屋典康宅を訪問。下田・味菜で食事。
8月17日、第43回高知市夏季大学にて「外から見た日本文化」を講演。同日は、徳島県にある梅田純一宅に宿泊。
8月18日、梅田純一のうば百合の絵に俳句を書く。田井晴代宅で古文書を見る。宍喰(ししくい)にある、みこと荘で食事。
9月5-9日に西武で開催された「第10回記念 力石俊二作陶展」(場所:池袋店6階=ガレリア・粋(すい)工芸画廊)のパンフレットに、「力石俊二の芸術」が掲載される。力石俊二とは4~5年前に出会っており、実際にこの展覧会にも足を運んだ。
9月10日発行の小西甚一『日本文学史』に解説「文学の中心へ導く書」が掲載される。
9月10日、10:00~銀座医院で人間ドック。
9月21日、松田修に『江戸異端文学ノート』(青土社、1993年8月)贈呈に関するお礼のはがきを書く。
9月26日、奥の細道サミット記念講演(草加市文化会館)にて「外国から見た『おくのほそ道』」を講演。
9月28日、西崎照明とともに京都の三千院を見学。その後、西崎照明、オーティス・ケーリ、アリス・ケーリ夫妻とともに保津峡展望台などを見学。夜は、西崎照明の妻・澄子も加わり、夕食会が開かれる。
10月1日、同志社大学主催の第17回新島講座にて、「第1回講演 日本文学における日誌の地位(1)」(場所:同志社大学神学館礼拝堂)を講演。
10月4日、第17回新島講座にて、「第2回講演 日本文学における日誌の地位(2)」(場所:同志社新島会館)を講演。
10月5日、第17回新島講座にてセミナー「翻訳について」(場所:同志社新島記念講堂・田辺キャンパス)を開催。 
10月7日、『日本語の美』中央公論社刊。
10月8日、08:30~前田良和の付き添いで虎の門病院へ。
10月、司馬遼太郎とともに第61回伊勢神宮式年遷宮に参列。 
10月、姫路市文化センターで行われた播磨学講座「世界遺産としての姫路城」にて、「日本文化の国際性」を講演。
11月12日、帯広畜産大学で行われた第29回畜大祭にて、「日本人の西洋発見」をテーマに講演。
11月22日、呑鳴門会(ドナルド会)が駒込・岩村で開かれる。渡辺省吾、住吉弘人、横山正克が出席。
11月25日、『このひとすじにつながりて』朝日選書。
Three Plays. by Kōbō Abe(安部公房の戯曲『未必の故意』『緑色のストッキング』『幽霊はここにいる』)を New York: Columbia University Press より翻訳刊行。

1994(平成6)年
72歳

1月6日、 下田の土屋典康宅を訪問。土屋宅で夕食。
1月9日、『日本文学の歴史』刊行記念講演会のため、16:45羽田発JAL371便で18:30博多着。嶋中鵬二、笠松巌が同行。博多ホテルステーションプラザ宿泊。
1月10日、13:30~『日本文学の歴史』刊行記念講演(場所:博多ホテルステーションプラザ9F華の間・星の間)。同ホテル宿泊。
1月12日、13:30~『日本文学の歴史』刊行記念講演(場所:大阪ロイヤルホテル2F・桂の間)。同ホテル宿泊。
1月13日、13:30~『日本文学の歴史』刊行記念講演(場所:京都グランドホテル・比叡の間)。15:44京都発ひかり252号で18:21東京着。笠松巌ら同行。
1月17日、12:00成田発JAL006便でニューヨークへ出発。前田良和見送り。
1月、On Familiar Terms: A Journey Across Cultures. Tokyo: Kodansha International 刊。
2月20日から『日本文学の歴史』(中央公論社、全18巻)の発売が開始され、リーフレットに「日本文学を生涯の仕事として選んだ私の自己証明」が掲載される。
3月、読売新聞社のニューヨーク駐在編集委員であった高木規矩郎と妻・治恵が自宅を訪れる。
4月4日、On Familiar Terms: A Journey Across Cultures の書評が THE NEW YORKER(1994/4/4)の ‘BOOKS BRIEFLY NOTED’(p.99)に掲載される。
4月8日、ラトガース大学(Rutgers University)のAlexander Library(Pane Room)で ‘A Journey Across Cultures’ を講演。講演後、同行していた高木規矩郎・治恵夫妻とともに、外山良子の案内のもと図書館を見学する。
5月1日刊行の平山郁夫・高階秀爾『世界の中の日本絵画 Japanese Art in Perspective: A Global View』(美術年鑑社)の帯に、「日本の美術の新しい鑑賞」掲載。
5月11日、16:10にJAL005便でニューヨークより成田着。笠松巌、前田良和が出迎え。
5月20日、13:00~『日本文学の歴史』講演会(リーガロイヤルホテル早稲田3F・ロイヤルホール)。
5月25日、16:00~中央公論社を訪れ『毎日新聞』のインタビューを受ける。17:30~『日本文学の歴史』サイン会(YBC)。
5月26日、13:15~「徹子の部屋」出演(収録は5月17日)。
6月17日、15:00~福岡大学同窓会(社団法人有信会)通常総会で特別講演(場所:ホテル日航福岡・特久志の間)。
6月23日、16:30~国民学術協会評議員会・研究懇談会で、講師として「『日本文学の歴史』について」を講演(場所:東京會舘12F・パインルーム)。
6月25日、東京女子大学比較文化研究所が開催した、東京女子大学創設40周年記念講演会に芳賀徹とともに出席し、「私と日本文学」を講演(場所:東京女子大学文理学部62番教室)。
6月26日、「日本のシェークスピア”近松”を山口・長門に観る。 近松祭 in 長門’94」にて「西洋から見た近松の世界」を講演し、シンポジウム「現代と近松劇ーその魅力をさぐるー」に参加。
6月28日、泉北教養講座15周年記念講演(場所:堺市:いづみ健老大学)にて、「私の中の近松」を講演。
7月8日、早稲田大学社会科学研究所・朝河貫一研究会共催の講演会にて、「恩師 角田柳作先生」を講演(場所:早稲田大学図書館)。同講演の内容は10月刊行の『早稲田学報』(48巻8号)に掲載。
7月28日、大阪青山短期大学公開講座にて、「世界の中の日本文学」を講演。

8月1日、寒河江市市制施行40周年記念講演にて、「おくのほそ道と山形」を講演。
8月4日、 下田の土屋典康宅を訪問。
8月20日、1993年10月に姫路市文化センターで行われた播磨学講座「世界遺産としての姫路城」での講演(「日本文化の国際性」)内容を収録した『世界の遺産 姫路城』(神戸新聞総合出版センター)が刊行。
8月22日、10:30上野発あさま89号(6ー1C)で12:31中軽井沢着。
8月27日、12:37軽井沢発あさま14号(6ー10A)で14:36上野着。
9月19日、銀座医院で健康診断。
9月20日刊行の、NHK出版編『プロアマオープン 平成大句会』(日本放送出版協会)に自作の俳句(三句)が掲載される。
9月28日、11:45に成田発アリタリア-イタリア航空785便でローマへ出発。
10月11日、15:05にJAL406便でパリより成田着。
10月14日、15:30秋田発JAL556便で16:35に羽田着。18:03東京発こだま477号(8-1CD)で20:12浜松着。笠松巌が同行。オークラアクトシティ浜松に宿泊。
10月15日、09:30~浜松北高校創立100周年式典(場所:浜松駅前アクトシティ大ホール)に出席。10:50から記念講演。14:06浜松発ひかり110号(?)で15:38に東京着。
11月7日、09:31東京発ひかり219号で岐阜へ。13:00~岐阜県県民文化ホール未来会館・長良川ホールで開催された講演会にて「文学にみる日本人のこころ」を講演。
11月14日、13:30~森村誠一、色川大吉とNHK公開講座(場所:三越劇場)にて講演。演題は「私の日本論①」。
11月17日、第2回井上靖文化賞受賞。
12月10日-11日、上野学園創立90周年記念行事として公演された教会オペラ《カーリュー・リヴァー(CURLEW RIVER)》(場所:石橋メモリアルホール・上野学園)を鑑賞。
『日本文学史』に「古代・中世篇」を加えた『日本文学の歴史』を中央公論社より刊行開始(~97年、全18巻を刊行)。

1995(平成7)年
73歳

1月6日、下田の土屋典康宅を訪問。下田・味菜で食事。
1月20日、17:30より第2回井上靖文化賞贈呈式(場所:山の上ホテル2階宴会場)。
1月23日、12:00成田発JAL006便でニューヨークへ出発。笠松巌、前田良和が見送り。
1月、「明治天皇」を『新潮45』に連載(2000年4月まで、角地幸男訳)。
3月13日、フロリダに滞在。原芳男に手紙を書く。
4月1日、上野学園大学国際文化学部客員教授となる。国際文化学部での担当授業科目は「日本の文学と国際文化」。
4月5日、イタリア・ヴェネチアでの谷崎潤一郎国際シンポジウム(5-8日)に出席。「海外における谷崎文学」を講演。
4月6日、夜にホテルダニエリで前田良和らと夕食。
4月8日、谷崎潤一郎国際シンポジウムにて「谷崎の戯曲」を講演。
5月25日、16:10にJAL005便でニューヨークより成田着。笠松巌、前田良和が出迎え。
6月、西武池袋本店で開催された土屋典康の個展へ。
7月5日、奈良市教育委員会主催講演会(場所:奈良公会堂)にて、14:00~「伝統と個人」を講演。
7月27日、大阪青山短期大学公開講座にて、「日本文学の特質」を講演。
8月1日、下田の土屋典康宅を訪問。下田・海友館で食事。
8月9日、12:00成田発JAL006便でニューヨークへ出発。前田良和見送り。
8月10日、バーモントのMiddlebury大学のゲストハウスに2泊する。
8月20日、日本・ブラジル修好100年を記念した日本文学シンポジウム(場所:サンパウロ大学日本研究所)に出席するため、ニューヨークからサンパウロへ。
8月31日、ニューヨークに戻る。
9月6日、16:10にJAL005便でニューヨークより成田着。笠松巌、前田良和が出迎え。
9月14日、松山市民会館で「日本文化と西洋文化」を講演。松山市内「ふなや」に宿泊。
9月15日、高知県田野町福田寺(ふくでんじ)を訪ねる。徳島県の梅田純一宅に宿泊。
9月16日、徳島県美波町の県立日和佐高校で行われた「個性豊かな学校づくり講演会」にて、「日本人の質問」を講演。
10月1日発行の『芹沢光治良先生追悼文集』(芹沢光治良文学愛好会)に、特別寄稿「軽井沢でのこと」が掲載される。
10月5日、「大辞泉」発刊記念日本語シンポジウム(主催:朝日新聞社、協賛:小学館、場所:有楽町朝日ホール)に出席。19:00~シンポジウム「日本語の現場から」にパネリストとして参加。井上ひさし、荻野アンナらもパネリストとして参加。
10月20日刊行の『第1回北とぴあ国際音楽祭』(北とぴあ国際音楽祭実行委員会)に「日本における西洋音楽」、’WESTERN MUSIC IN JAPAN’(和文・英文)掲載。
10月23日、09:00~東京女子医大附属・成人医学センター(場所:渋谷・東邦生命ビル)にて人間ドック。
10月25日、11:00より中央公論社7階・新会議室にて第二古河ガーデンマンション806号室の購入契約。
11月15日刊行の『時の法令』(1509号)で、一橋大学法学部教授・村井敏邦がドナルド・キーンの訃報を伝え(「 第14章ーⅠ 自殺罪の東西比較法文化(1)」)、翌年1月15日刊行の同誌(1513号)にて謝罪・訂正した。
11月17日、名古屋の愛知学院大学文学部創設25周年記念祝賀会にて講演。
11月24日、11:00より中央公論社7階・会議室にて第二古河ガーデンマンション806号室の購入契約(支払い)。
11月28日、11:50羽田発ANAで宮崎へ。オーシャン45に宿泊。
11月29日、14:00~宮崎日日新聞主催の講演会にて講演。
12月13日、08:50羽田発JAL901便で那覇へ。18:00~琉球新報社主催の文化講演会(協賛:沖縄電力、場所:琉球新報ホール)で「私と日本文学」を講演。ハーバービューホテルに宿泊。
ミドルベリー大学(Vermont)より名誉博士号。
東京アメリカンクラブより功労賞。

1996(平成8)年
74歳

1月5日、下田の土屋典康宅を訪問。下田・味菜で食事。
1月17日、12:00成田発JAL006便でニューヨークへ出発。笠松巌、前田良和が見送り。
4月19-21日、ニューヨーク:ドナルド・キーン日本文化センターで「安部公房シンポジウム」開催。日本から辻井喬(堤清二)、河野多惠子、井川比佐志、山口果林らが参加。
6月6日、16:10にJAL005便でニューヨークより成田着。笠松巌、前田良和が出迎え。
6月、The Blue-Eyed Tarōkaja. New York: Columbia University Press 刊。
7月29日、中西進・小田島雄志と座談会「日本という翻訳の宇宙―文化を映す翻訳・翻訳が映す文化―」(司会:芳賀徹)の収録に参加。
7月、東京・青山の草月会館で行われた「金関寿夫さんを送る会」に出席。
8月5-11日、宇佐美に滞在。
8月7日、下田の土屋典康宅を訪問。下田・味菜で食事。
8月22日、10:30上野発あさま79号(4-4D)で12:31に中軽井沢着。2年ぶりに軽井沢へ。
8月26日、14:00軽井沢発あさま14号で16:06に上野着。
9月21日、大阪青山短期大学で行われた公開講座において、「日本の演劇」を講演。
9月22日、「第1回 三島文学シンポジウムー世界の中の三島由紀夫ー」(場所:山中湖村・ホテルマウント富士)にて、「三島由紀夫と私」を講演し、パネルディスカッション「世界の中の三島由紀夫」にパネリストとして参加。
9月25日、08:00~順天堂病院にて健康診断。
10月2日、10:30~図書館情報大学にて「図書館と私」を講演(場所:図書館情報大学講堂)。学生、教職員ら約100名が参加。
10月5日、12:01頃から「第11回国民文化祭とやま’96「万葉フェスティバル」 万葉集全20巻朗唱の会」(場所:高岡古城公園)にて、『万葉集』の2014〜2016番を朗唱。
10月8日、JAPAN SOCIETY OF NORTHERN CALIFORNIA の AWARD OF HONOR 受賞のため、16:15成田発のユナイテッド航空828便でサンフラシスコへ。
10月17日、14:10にユナイテッド航空853便で(サンフランシスコより)成田着。
10月20日、「「ロダン&花子」国際フォーラム」(主催:岐阜市・(財)岐阜市公共ホール管理財団・NHK岐阜放送局・ぎふ「ロダン&花子」の会、後援:岐阜県・岐阜県教育委員会・岐阜県商工会議所連合会・(財)岐阜県国際交流センター・岐阜市教育委員会・岐阜市芸術文化協会・岐阜日仏協会、協力:フランス国立ロダン美術館・現代彫刻センター、場所:長良川国際会議場メインホール「さらさ~ら」)でベーシック・トーク「花子との出会い・・・」を講演し、パネル・トーク「「プチト・アナコ」~ロダンを魅了した花子~」に参加。午後5時からは、「東西文化の美を語り合う夕べ 「ロダン&花子」国際フォーラム協賛 美の晩餐会」(主催:ぎふ「ロダン&花子」の会、場所:岐阜ルネッサンスホテル2階さざなみの間)に出席。
10月25日、松尾芭蕉『対訳:おくのほそ道 The Narrow Road to Oku』を講談社インターナショナルより翻訳刊行(切り絵:宮田雅之)。 また同日、中央公論社を訪れ、嘱託医である銀座菊地病院・湖山聖道先生の診療を受ける。13:30~お茶の水大学附属四校園主催の講演会(場所:お茶の水大学講堂)で「世界のなかの日本」を講演。
10月28日、東京都北区から「北区アンバサダー(PR大使)」に任命。
11月1日、新潟県立佐渡高等学校100周年記念芸術鑑賞会にて、「日本文学と能」を講演(場所:佐渡中央文化会館アミューズメント佐渡)。講演後は、宝生流の能楽師本間英孝が「井筒」を舞う。講演後、文弥人形の遣い手・名手である浜田守太郎らと食事会(場所:シルバービレッジ佐渡)。同日佐渡・相川町の陶工長浜数右衛門を訪問し、一輪挿しの花瓶を購入。
11月19日、第一勧業銀行主催の講演会にて、「世界の中の日本文学」を講演(場所:日比谷本社ビル)。講演会後には昼食会が開かれた。
11月21日、朝日ビル主催の講演会にて、「世界の中の日本文学」を講演。
11月26日、NHK「クローズアップ現代」(「発見“奥の細道”自筆原本〜俳人松尾芭蕉・創作の秘密〜」)に出演。
11月28日、福岡大学特別講演会(主催:福岡大学総合研究所、協力:福岡大学人文学部日本語日本文学科、場所:福岡大学60周年記念館3階・ヘリオスホール)にて「日本文学史と私」を講演。
12月3日、シリーズ講演会’96「文化8話」(主催:愛知県・(財)愛知県文化振興事業団、場所:愛知芸術センターアートスペースA)にて、「世界の中の日本文化」を講演。
12月7日、長岡歴史シンポジウムにて「司馬遼太郎の史観と文学」を講演(場所:長岡市・長岡リリックホール)。
しずおか世界翻訳コンクール審査委員長(2009年まで)。
12月12日、学校法人上野学園主催の特別公開講座「明治天皇について考えるⅠ」開催。
コロンビア大学で、『新古今和歌集』について講義。

1997(平成9)年
75歳

1月7日、下田の土屋典康宅を訪問。下田・味菜で食事。
1月11日、12:00~銀座 ・天厨菜館にて離日送別会が催される。嶋中鵬二・雅子夫妻、前田良和、笠松巌が出席し、これが嶋中鵬二との最後の会食となる。
1月14日、12:00成田発JAL006便でニューヨークへ出発。前田良和、笠松巌が見送り。
2月1日刊行の、『佐渡郷土文化』第83号(佐渡郷土文化の会)の表紙に自作の俳句「罪なくも流されたしや佐渡の月」が掲載される。
3月25日、14:55にJAL412便で(アムステルダムより)成田着。
3月27日、伊藤謝恩育英財団主催の講演会(15:30~)・懇親会(17:30~)に出席(場所:ホテルオークラ別館2階「春日」)。奨学生 (高校、大学、大学院)、教員、関係者ら約200名が参加。
3月28日、15:15に虎の門病院入院中の嶋中鵬二を見舞う。
3月29日、「第三回 国際北斎会議」の打ち合わせのため、日帰りで長野県小布施へ向かう。
3月30日、12:00成田発JAL006便でニューヨークへ出発。
3月、1996年12月3日に開催された、シリーズ講演会’96「文化8話」(主催:愛知県・(財)愛知県文化振興事業団、場所:愛知芸術センターアートスペースA)での講演内容(演題:「世界の中の日本文化」)が掲載された。
5月21日、コロンビア大学より名誉博士号。
5月29日、16:10にJAL005便でニューヨークより成田着。前田良和、笠松巌が出迎え。
6月、大阪青山短期大学に「ドナルド・キーン日米学生日本文学研究奨励賞」創設、選考委員長に。
6月、西武池袋本店で開催された土屋典康の個展へ。
7月9日、雑誌『国際交流』(国際交流基金)のインタビューを受ける(聞き手:ジャニーン・バイチマン)。同インタビューの内容は、「25周年記念ロングインタビュー② 日本文学者としての半生 自らの歩んだ道を振り返る」と題して、『国際交流』(20巻1号、1997年10月)に掲載。
8月8日、土屋典康とともに宇佐美のマンションへ。天城越え、戸田造船郷土資料博物館を訪れる。下田・味菜で食事。
8月26日、10:00上野発あさま9号で11:57に中軽井沢着。
8月28日、10:29中軽井沢発あさま10号で12:37に上野着。13:45~NHK BS2 TV週刊ブックレビュー315号「特集コーナー」の収録。放送日時は8月31日(BS2、23:15~24:10)。9月5日11:00~11:55、再放送(BS2)。
10月6日、08:00~順天堂大学で人間ドック。
10月7日、上野学園大学国際文化学部主催特別講演会(場所:上野学園ジ・オーディトリアム)に参加し、客員教授として14:00~「明治天皇について考えるⅡ」(英語)を講演。
10月17日、東北大学の名誉博士称号授与式が行われ(場所:事務局第1会議室)、授与式終了後仙台市博物館ホールにて開催された「東北大学名誉博士称号授与記念講演会」(主催:東北大学文学部、後援:東北大学文学部同窓会・仙台市博物館)にて「日本人の美意識」を講演。その後、同博物館内で記念パーティーも行われた。
10月25日、11:00成田発NH010便でニューヨークへ。前田良和が見送り。
10月25-28日、コロンビア大学で行われた近松シンポジウム(The International Chikamatsu Symposium)に出席。その他の出席者には、中村鴈治郎(3代目)、篠田正浩、豊澤富助、豊竹呂太夫、富岡多恵子、ジェームズ・ブランドン(James Brandon)、渡辺保、アンドリュー・ガーストル(Andrew Gerstle)、ローレンス・コミンズ(Laurence Kominz)、吉田簑助らがいた。
10月26日、16:30~18:30近松シンポジウムの「Public Forum: CHIKAMATSU: HISTORY, POLITICS & THE THEATER」にスピーカーとして出席(場所:Miller Theatre)。
11月4日、14:50にNH009便でニューヨークより成田着。
11月6日、全国高等学校国語教育研究連合会・第30回記念研究大会愛知大会(場所:愛知県勤労会館ホール )に参加するため、10:56東京発のぞみ11号(8-8CD)で名古屋へ。笠松巌も同行。14:00~記念講演(演題:「芭蕉の芸術における不易と流行」)を行う。高校の国語教育関係者約1100名が出席。17:48名古屋発のぞみ20号(8-10AB)で19:24に東京着。
11月8日、14:00~上野学園大学国際文化学部学友会主催櫻樹祭講演会「ドナルド・キーン先生との1時間」(場所:上野学園大学研修棟・草加校地)開催。
11月10日刊行の、『大竹省二作品集 昭和群像』(日本カメラ社)にポートレートが掲載される。また、同作品集の出版記念と写真展開催を祝う会(場所:ダイアモンドホテル本館2階ブリリアント(東京)、日時:1997年10月22日)の発起人として名を連ねる。当日の祝賀会には欠席。
11月15日、20:00~NHK教育テレビ「未来潮流 ドナルド・キーン、コロンビア大学の日本研究」に出演。その他の出演者は、キャロル・グルック(コロンビア大学現代思想史教授)、アンドリュー・ガーストル(ロンドン大学日本文学教授)、ハルオ・シラネ(コロンビア大学日本文学教授)であった。
11月、大阪(梅田大丸デパート)で開催された土屋典康の個展へ。
12月6日、14:00~15:30に國學院大學創立115周年・同院友会設立110周年記念文化講演会にて「日本文学史を書くこと」を講演(場所:百周年記念館講堂)。約600名が聴講。
12月18日、 16:30~国民学術協会評議員会・研究懇談会にて「近松の芸術」を講演(場所:東京會舘 11F・パールルーム)。 
12月20日、大阪青山短期大学公開講座にて、「近世の演劇」を講演。
紀伊國屋書店創業70年記念企画、21世紀へ贈る人物伝『紀伊國屋書店ビデオ評伝シリーズ 学問と情熱』(第1期・全10巻)のリーフレットに「学者の魅力」(推薦のことば)掲載。

1998(平成10)年
76歳

1月1日、1997年度朝日賞(人文科学部門)受賞―『日本文学の歴史』全18巻完結など多年の功績により。30日には、帝国ホテルにて授賞式が執り行われる。
1月5日、下田の土屋典康宅を訪問。下田・味菜で食事。
1月30日、17:00~帝国ホテルにて行われた朝日賞贈呈式に出席。18:00~孔雀東の間にてパーティー。永井美智子、嶋中雅子、前田良和も出席。
1月31日、13:30成田発のJAL008便でニューヨークへ。前田良和見送り。
3月1日?、ワシントンで明治天皇について講義。
3月20日、『対訳:竹取物語(The Tale of the Bamboo Cutter)』(現代語訳:川端康成、切り絵:宮田雅之)を講談社インターナショナルより翻訳刊行。
4月17日、16:10にJAL005便でニューヨークより成田着。
4月19日、第三回国際北斎会議(場所:小布施町役場隣接の北斎ホール、日時:4月19-22日)に出席し、10:30~基調講演を行う。
4月21日、18:30~フォーシーズンズホテル ・養源斎で送別会。嶋中雅子、笠松巌、前田良和が出席。
4月22日、12:00成田発のJAL006便でニューヨークへ出発。前田良和が見送り。
6月10日、16:10にJAL005便でニューヨークより成田着。嶋中雅子、前田良和が出迎え。
6月15日、長岡市国際親善名誉市民に選出される(コロンビア大学名誉教授、日本文学者としての功績により)。また同日、One Hundred Sacks of Rice(山本有三の戯曲『米百俵』)を長岡市米百俵財団より翻訳刊行。「米百俵デー市民の集い」の会場で発表・頒布。同会場で記念講演を行う。
6月16日、富山で講演。夜に東京へ帰る。
6月17日、16:00~東京歯科大(水道橋駅前)にて診察。
6月、西武池袋本店で開催された土屋典康の個展へ。
6月、クルーズ客船「飛鳥」でニューヨークから西インド諸島、メキシコまで2週間乗船(以後、ほぼ毎年乗船)。
7月8日、18:30~平成10年度文化サロン「文芸の大阪」第1部の「ビッグ対談 日本人の美意識―源流は上方文芸?」にて多田道太郎と対談(主催:大阪府文化振興財団・大阪府立文化情報センター、協賛:大阪21世紀協会、場所: 住友中之島ビル5F・文化情報センター多目的ホール)。人数はおよそ150~200名。
7月21日、 12:50~「記録・森鷗外」 完成記念上映会・講演会で講演(場所:紀伊國屋書店新宿本店4階・紀伊國屋ホール)。
8月3日、「更級日記 文学少女の見た夢と現実」と題して、河合隼雄と対談。
8月9日、下田の土屋典康宅を訪問。下田・味菜で食事。
8月12日、小田実と対談。「崇高にしておぞましき戦争」と題して、『新潮』(1998年10月号)に掲載。
8月19日、08:48東京発あさひ303号で10:29長岡着。14:25~上越市文化センターにて「国際化時代の相互理解」を講演。17:22長岡発あさひ330号で19:08東京着。
9月29日、08:00~順天堂病院にて人間ドック。
10月3-10日、講談社翻訳賞選考委員会出席のためパリへ。
10月11日、第3回奥の細道文学賞授賞式・記念講演(場所:草加市)にて、「奥の細道の新発見」を講演。
10月21日、15:00~早稲田大学演劇博物館創立70周年記念式典にて名誉博士学位贈呈・記念講演(場所:早稲田大学大隈講堂)。
11月4日、上野学園大学国際文化学部主催特別講演会にて、「明治天皇について考えるⅢ」(英語)を講演(場所:上野学園大学草加校地)。
11月5日、「知恵蔵」創刊10周年記念トークショーにて「流動することば 東京・ニューヨーク」を講演(場所:有楽町・朝日ホール)。井上ひさし、俵万智なども講演。
11月6日、第16回雄松堂フォーラム「シェイクスピアと近松」(主催:雄松堂書店、場所:早稲田大学国際会議場井深ホール)にて、「近松と私」を講演。
11月10日、1989年8月発刊の『古典と現代』(57号)に掲載された、塚本康彦「ドナルド・キーン氏と共有した事件の顚末」を所収した書籍『ロマン的人物記』(著者:塚本康彦、出版社:明治書院)が刊行される。また、同日21:50~22:00に放映されたNHK教育テレビ「視点・論点」で「明治の魅力」について語る。
11月13日、山口大学で講演。
11月17日、広島・福山暁の星学院にて「世界の中の日本文学」を講演。
12月2日、千葉県立成田北高等学校にて開催された国際理解教育推進講演会で、「伝統と個人」を講演。
12月3日、仙台・東北産業活性化センターで「文学からみた日本文化 ―奥の細道を中心に―」を講演。
12月5日、歴史シンポジウム「異文化の情報路・長崎街道~この道はアジアとヨーロッパの海に繋がっていた~」(主催:大村市・大村市教育委員会・長崎街道シンポジウム等実行委員会、共催:あなたのまちの郵便局・西日本新聞社・NHK長崎放送局、場所:長崎県大村市体育文化センターメイン・アリーナ)にて、「世界の中の日本」を講演。また、シンポジウム「「異文化の情報路」長崎街道」に参加。
司馬遼太郎賞選考委員(2010年まで)。
大阪青山短期大学に「ドナルド・キーン日米学生日本文学奨励賞」を創設。

1999(平成11)年
77歳

1月7日、下田の土屋典康宅を訪問。下田の骨董屋風待を訪問し、味菜で食事。
1月12日、12:00成田発JAL006便でニューヨークへ出発。前田良和らが見送り。
2-4月、コロンビア大学で、川端、谷崎、安部、三島について連続公開講座(英文版:Five Modern Japanese Novelists、New York: Columbia University Press、2003年/和訳版:『思い出の作家たち 谷崎・川端・三島・安部・司馬』松宮史朗訳、新潮社、2005年11月30日)。
コロンビア大学構内に日本文学研究学生のために奨学金機構「ドナルド・キーン財団」設立、理事長に。
3月1日、国際理解教育推進講演会(場所:千葉県立成田北高等学校、日時:1998年12月2日)での講演内容(演題:「伝統と個人」)が掲載された小冊子『伝統と個人 ドナルド・キーン先生[コロンビア大学名誉教授]』(千葉県立成田北高等学校国際理解教育推進委員会)が刊行される。自宅でのインタビュー記事や、生徒による感想文なども掲載。
3月、フィレンツェでの日本と東アジア:国際研究会議で、’The First Japanese Tourist in Italy’ を講演。
3月、『比較文学』41巻(日本比較文学会)に「Clusters of Genius」掲載。
6月6日、09:00着岸―10:30下船の「飛鳥」で、サンフランシスコから横浜新港へ。徳岡孝夫、前田良和ら出迎え。
6月17日、12:00に中央公論社を訪れる。13:00~東京女子医大付属病院内分泌疾患綜合医療センター訪問。
6月、西武池袋本店で開催された土屋典康の個展へ。
7月9日、15:00~淑徳大学公開講座・国際コミュニケーション講座「日本の文化―光と影」(主催:淑徳大学・板橋区教育委員会、後援:東京商工会議所板橋支部、場所:淑徳ホール講堂・定員500名)にて「日本文化を考える」を講演。
8月9日、天城・裏見の滝を訪れる。宇佐美・吉長で食事。
9月13日、14:00~東芝国際交流財団10周年記念シンポジウム(主催:財団法人東芝国際交流財団、後援:デイリーヨミウリ、場所:東商ホール (東京商工会議所))にて、基調講演(演題:「日本が後世に残すべき価値観」)を行う。
9月14日、中央公論社を訪れる。京橋・竹葉亭にて嶋中雅子、笠松巌、前田良和と昼食。14:00~東京女子医大付属病院再診。
10月9日、ザビエル上陸450周年記念国際シンポジウム記念講演(主催:ザビエル上陸450周年記念国際シンポジウム実行委員会、場所:鹿児島・城山観光ホテル)にて、「東洋と西洋」を講演。
10月12日、親友横山正克が亡くなる。伊賀・鍵屋の辻を訪れ、店主・長家陽子宛に俳句「伊賀にいて芭蕉を思はす秋の暮れ」と日付「平成十一年十月十二日」付きの色紙を贈る。
10月23日、学校法人上野学園主催の特別公開講座「明治天皇について考えるⅣ」開催。
10月27日、13:00~順天堂病院耳鼻科へ。
10月28ー29日、「第10回日本研究国際セミナー’99 ドナルド・キーン教授と日本文学ー日本文学史の世界的展開」(主催:福岡ユネスコ協会、国際交流基金)にて、「「日本文学史」と私」を講演(基調講演)。また、「ドナルド・キーン教授と日本文学」(討議:清水孝純、川本皓嗣ほか)、「古典・近代に見る「日本文学史」」(討議:菅原克也、小田桐弘子ほか)、「世界における「日本文学史」」(討議:川本皓嗣、劉岸偉ほか)に参加。
11月、東京外国語大学より名誉博士号。
11月2日、徳島へと向かい、徳島空港まで迎えに来た梅田純一の自宅に宿泊。
11月3日、徳島市内犬飼農村舞台で阿波人形浄瑠璃芝居を見る。徳島空港から帰る。
11月20日、南山大学創立50周年記念「人間の尊厳」国際フォーラム(場所:愛知芸術文化センター・愛知県芸術劇場大ホール)にて「日本文化の五十年」を講演。1600名以上が参加。
12月1日、国際交流基金日本語国際センター設立10周年記念国際シンポジウム「日本語は役に立つか」にて「日本語と私」を講演。
12月21日、11:15~京橋・雪園にて嶋中雅子、笠松巌、前田良和と昼食。
徳島県宍喰町立図書館(現、海陽町立宍喰図書館)開館に合わせ蔵書2000冊を寄贈、「ドナルド・キーン文庫」開設。

2000(平成12)年
78歳

1月7日、下田の土屋典康宅を訪問。
1月10日、12:00成田発JAL006便でニューヨークへ出発。前田良和見送り。
3月9日、原芳男宛書簡にて、『明治天皇』の英文原稿(1700頁)が完成したことを報告。
3月16日、ニューメキシコに滞在。
3月22日、17日に亡くなった永井道雄の葬儀出席のため、16:10にJAL005便でニューヨークより成田着。18:00~千日谷会堂にて通夜。23日13:30~葬儀・告別式。
3月24日、12:00成田発のJAL006便でニューヨークへ出発。永井美智子、前田良和見送り。
5月21日、クルーズ船飛鳥Ⅰにて「私と日本語」を講演。
5月28日、クルーズ船飛鳥Ⅰにて「鎖国とオランダ人」を講演。
6月2・4日、イギリスの日本研究所で講演。その後ルクセンブルクでも講演?
6月12日、14:10にJAL412便でアムステルダムから成田着(ニューヨーク、ロンドン、(飛鳥)、ニューヨーク、ロンドン、ルクセンブルク、アムステルダム、成田と移動)。前田良和出迎え。
6月、西武池袋本店で開催された土屋典康の個展へ。
7月26日、小田実宛の書簡で『玉砕』英訳の完成を報告するとともに、内容について質問。
7月30日、18:30~庄司薫・中村紘子邸にて一年遅れの喜寿祝いの会が催される。嶋中雅子・前田良和出席。
8月8日、『古典の愉しみ』大庭みな子訳、宝島社文庫、宝島社刊。また同日、下田の土屋典康宅を訪問。上原美術館を見学し、下田・味菜で食事。
8月19日、上野学園中高特別公開講座「ドナルド・キーン先生との対話」開催。
9月7日、08:00~順天堂大学にて人間ドック。
9月12日、14:00~前田良和付き添いのもと、東京女子医大付属病院診察。
9月18日、10:00東京発のぞみ47号(9-8AB)で12:14京都着。中央公論編集長の宮一穂も同行。3つのお寺を取材。
9月19日、15:10京都発のぞみ(9-9CD)で17:24東京着。
9月24日、12:00にJAL419便でローマへ出発。前田良和見送り。
10月16日、08:45にJAL006便でニューヨーク410便でミラノより成田着。前田良和出迎え。
10月22日、下田市の依頼で、下田文化会館にて講演。
10月28日、敬和学園大学(新潟)より名誉文化博士号を授与される。その後、敬和学園大学創立10周年記念学術講演会(場所:聖籠町の町民会館)にて「日付変更線を超えるように文学と歴史の境界線を越える私」を講演。
11月1日発行の、『佐治敬三追想録』(サントリー株式会社)に、追想文「佐治さんと演劇と私」が掲載される。
11月2日、大阪へ向かう。
11月3日、大阪青山短期大学公開講座にて「明治天皇について考えること」を講演。約150人参加。
11月4日、14:00~15:30に世田谷文学館開館5周年記念文学サロン(後期)で「『明治天皇』伝について」をテーマに講演。
11月22日、学校法人上野学園主催の特別公開講座「明治天皇について考えるⅤ」開催。
12月6日、日本ヴェルディ協会の顧問に就任(〜2019年2月まで)。
12月26日、22:45~23:00に放映されたNHK教育テレビ視点・論点(「日本文学界外需用の100年」)に出演。

2001(平成13)年
79歳

1月3日、下田の土屋典康宅を訪問。
1月12日、09:00~歌会始陪聴のため、パレスホテルB1F・遠藤波津子ウェディングスにてモーニングに着替え、 大和ハイヤーにて坂下門から皇居へ。10:15に着席(10:30天皇陛下着席)。終了後はパレスホテルに戻り着替える。
1月16日、18:50成田発JAL048便でニューヨークへ。
3月12日、クルーズ船飛鳥Ⅰにて「日本人の国際感覚」を講演。
4月、「足利義政と銀閣寺」を「中央公論」に連載(2002年3月まで、角地幸男訳)。
4月20日刊行の、『敬和学園大学創立10周年記念学術講演 敬和カレッジ・ブックレット No.7』(敬和学園大学)に、敬和学園大学創立10周年記念学術講演会での講演内容(演題:「日付変更線を超えるように文学と歴史の境界線を越える私」、日付:2000年10月28日)が掲載される。
5月30日、スウェーデン、デンマークでの講演を経て、12:00にルフトハンザドイツ航空714便でフランクフルトより成田着。前田良和らが出迎え。
6月、西武池袋本店で開催された土屋典康の個展へ。
6月16日、コロンビア大学の出版部が小田実『玉砕』(英訳版)の刊行を決定したとの報告を受ける。
6月17日、小田実宛書簡にて、『玉砕』(英訳版)の刊行決定を報告するとともに『中央公論』に連載する「足利義政と銀閣寺」を執筆中と伝える。
7月4日、小田実宛書簡にて『玉砕』(英訳版)の刊行が遅れることを謝罪する。また、『明治天皇』のゲラを校正していると報告。
7月30日、15:25成田発デルタ航空026便でニューヨークへ。前田良和見送り。
8月14日、NHKスペシャル「戦争を知らない君たちへ」シリーズで「沖縄・捕虜たちとの対話:ドナルド・キーンの問う日本」放映。
8月22日、13:25にデルタ航空025便でニューヨークより成田着。前田良和出迎え。
8月27日、14:30~山口県立大学60周年記念「近松国際フォーラム in YAMAGUCHI」(主催:山口県立大学、後援:財団法人ながと広域文化財団・NPOながと・国際交流基金、場所:山口県立大学講堂ルネッサながと)にて基調講演(演題:「近松の文学」)。
9月9日、下田の土屋典康宅を訪問。下田・味菜で食事。台風のため夕方帰る。
9月中旬、西武池袋にて開催された力石俊二の展覧会を訪れる。
9月20日、九州龍谷短期大学50周年記念公開講座にて「外から見た日本文学」を講演(場所:九州龍谷短期大学振風講堂)。学生に加え、二百数十名の学外聴講者が参加。
9月21日、九州龍谷短期大学50周年記念公開講座にて「奥の細道と日本文化」を講演(場所:九州龍谷短期大学振風講堂)。学生に加え、二百数十名の学外聴講者が参加。
9月22日、さが市民大学・龍谷短期大学公開講座「日本文化と文学を語る」にて、「「日本人の日記」―久米邦武を含む―」を講演(共催:佐賀市教育委員会・九州龍谷短期大学、場所:佐賀市文化会館)。聴講者は、800余名。
9月、撫尾清明名誉教授の仲介により、九州龍谷短期大学(佐賀県鳥栖市)客員教授となる。
10月14日、成田山学園成田幼稚園創立50周年を記念し、「古くして新しきもの―日本の文化に思う」を講演(場所:寝屋川市成田山学園)。
10月23日-11月6日、イギリスへ。オックスフォード大学にて講演。
10月30日、『明治天皇』上下巻、新潮社刊(英文版:Emperor of Japan: Meiji and His World, 1852-1912、New York: Columbia University Press、2002年)。
11月10日、学校法人上野学園主催の特別公開講座「日本の文学を読む―谷崎潤一郎―」開催。
11月13日、19:00~『明治天皇』発刊記念講演会・サイン会(主催:新潮社、場所:新宿・アイランドホール)。永井美智子、嶋中雅子、前田良和ら出席。
11月19日、08:00~銀座医院健康管理センターにて人間ドック。
秋、慶應義塾大学にて講演?

70代