今年は父ドナルド・キーンとも親しい交流のあった辻邦夫の生誕100年の年に当たりゆかりの地で、辻邦夫展が開催されていますし、今後も開催されるそうです。
私は8月2日に久しぶりに軽井沢高原文庫に行って、「生誕100年辻邦夫展 軽井沢と物語の美」と題された展覧会を拝見しました。辻邦夫ととても親しかった、というより非常に辻邦夫夫妻から信頼されていた軽井沢高原文庫館長の大藤敏行さんの手がけららた展示だけあり、心のこもった素晴らしい展示だと思いました。
ドナルド・キーンが辻邦夫に宛てた葉書も展示していただきました。ブラームスやアンダーソンのCDかレコードを父はプレゼントしたようです。また音楽雑誌『レコード芸術』で対談をしたのですが、その雑誌も展示されていました。
辻邦夫のお父さんが琵琶の名手だったとは意外ですが、興味深い事実です。