10月13日は、大阪万博の最終日でしたが私は和歌山市駅近くにある和歌山市立有吉佐和子記念館に行きました。
有吉先生と父は親しく交流しましたし、私自身も有吉先生の浄瑠璃作品の舞台で三味線や胡弓を弾いたり、亡くなられる数か月前に国立小劇場の楽屋でお見受けするなどのちょっとしたご縁がありました。
記念館は、東京のご自宅を再現され、普通の民家のようでうっかりしていたら通り過ぎてしまいそうですが、自然なたたずまいで快適で、そして斬新でユニークで楽しい空間でした。
まるで有吉先生のお宅にお邪魔している感覚で心地よく楽しませていただきました。こんな文学館は初めてでした。
有吉先生の作品の面白さは定評があり、私も大好きですがこの日も想像以上に多くの方が見学に見えていました。最近は小説『青い壺』が大変評判になっています。
私は二階の先生の書斎の椅子に座って写真を撮らせていただきました。
この日は館長の恩田雅和様はじめご関係者の皆様に大変お世話になりましt。
有吉先生の蔵書が展示されている図書館は記念館から近いですが、そこも見学させていただきました。南方熊楠の生家は遠くから拝見し、南方酒造(世界一統)も建物周りを拝見しました。
とても有意義で楽しい一日でした。