中公文庫で、『対談日本の文学』(全三冊)は、とても良い企画で内容も非常に面白いと思います。
一冊目は、『対談 日本の文学 素顔の文豪たち』で、私は5月初めにご紹介させていただきました。
このシリーズは、かつて中央公論社創業八十周年記念出版『日本の文学』全八十巻(1964年2月~1970年10月)の付録月報で行われた対談や鼎談をまとめたものです。
二冊目が『対談 日本の文学 わが文学の道程』で、5月25日に、そして最後の三冊目は、『対談 日本の文学 作家の肖像』で、6月25日に出版されました。
『対談 日本の文学 わが文学の道程』には、「三島文学と国際性」と題して三島由紀夫とドナルド・キーンの対談が掲載されています。
『対談 日本の文学 作家の肖像』には、「啄木・子規・虚子」として山本健吉とドナルド・キーンの対談、「谷崎文学について」として三島由紀夫とドナルド・キーンとの対談が掲載されています。