日々、ドナルド・キーンとともに

仏壇(厨子)を世田谷文学館に搬入(11月9日)

2025.11.10 / 

11月9日(日)午前9時過ぎから午後4時頃にかけてドナルド・キーンの仏壇(厨子)が、駒込の我が家から搬出され、世田谷文学館に搬入され展示場に置かれました。

人間国宝の室瀬和美先生と木下幹久棟梁の合作によるドナルド・キーンの仏壇は、世田谷文学館のドナルド・キーン展における見どころのひとつとなるでしょう。

世界にふたつとない美しい仏壇と位牌に釘付けになられる方もおられるかもしれません。

今日は、木下棟梁と息子さんの一久さんが小雨の降る中我が家にこられ、実に丁寧に心をこめて梱包されワゴン車に載せて搬出されました。仏壇をいくつかに分けてひとつひとつワゴン車に積み込みそこで梱包したり動かないように縛ったり、父子おふたりの息はぴったりで見ていて見惚れるほどでした。部屋の戸を外す作業は意外と時間がかかりました。

12時過ぎに世田谷文学館に着き、お昼に美味しいお寿司をご馳走になり、会場に設置していただきましたが初日が始まり皆様にご覧いただけることを楽しみにしています。

世田谷文学館の学芸員の皆様は、設置された仏壇を見て大感激でした。