この時期、父ドナルド・キーンと軽井沢で過ごすことはなかったが、散歩していると道の脇に注意して歩いていると食用にできるきのこがひょっこり可愛い顔を見せてくれることがある。
子どものころ新潟の田舎できのこ採りの経験があるので、見分けることが出来る。
昨日は多くはなかったが私一人で味噌汁にして食べるには十分だった。新潟の田舎では、確か「かわむき」と言っていたが、しめじの一種ではないだろうか。
持ち帰って下ごしらえして豆腐汁にして食べた。野生のきのこを久しぶりに食べたがやさしい香りととろけるような味わいと舌ざわりは最高だった。
父にも食べさせてあげたかった。